■自分を主人公にしよう!未来を切り拓くための、ちょっとした考え方のヒント
なんだか最近、うまくいかないな、とか、周りのせいでこうなっちゃったんだよな、なんて感じること、ありませんか? もちろん、世の中には理不尽なことだってたくさんあります。でも、もし、その「うまくいかない」や「こうなっちゃった」の背景に、もしかしたら「自分」が関係していることがあるんじゃないかって、ちょっと思いを巡らせてみたら、意外な発見があるかもしれません。今日は、そんな「自分を主人公にする」っていう考え方について、ちょっと掘り下げてお話ししてみたいと思います。難しく考えないで、コーヒーでも片手に、気軽に聞いてくださいね。
■「誰かのせい」をやめてみる、その効果って?
私たちは、どうしても、うまくいかないことがあると、つい「あの人のせいだ」「会社のせいだ」「景気のせいだ」なんて、周りのせいにしてしまいたくなることがあります。これは、人間の自然な反応なのかもしれません。だって、自分のせいにすると、なんだか自分がダメな人間みたいに思えたり、責任を負うのが怖かったりしますもんね。
でも、考えてみてください。もし、あなたが、全ての責任を周りに押し付けたとしましょう。そうすると、どうなるでしょう? 確かに、一時的には「自分は悪くない」って思えるかもしれません。でも、根本的な問題は何も解決しません。むしろ、解決策を見つけようとするエネルギーすら、周りを責めることに使われてしまうので、状況はますます悪化していく可能性さえあります。
例えば、仕事でプレゼンがうまくいかなかったとしましょう。「資料が古かった」「上司がちゃんと指示してくれなかった」「同僚が協力してくれなかった」……。確かに、それらの要因もゼロではないかもしれません。でも、もし、あなたが「もっと時間をかけて準備すればよかった」「資料を自分で更新できなかったか」「上司にもっと積極的に確認すればよかった」「同僚に協力を依頼する伝え方を工夫すればよかった」と、自分に焦点を当てて考えてみたら、次に同じような状況になったとき、きっと違う行動が取れるはずです。
この「自分に焦点を当てる」というのは、決して自分を責めろ、ということではありません。「自分にできることは何だったのだろう?」という視点を持つ、ということです。ここに、未来を切り拓くための大きなヒントが隠されています。
■「自己責任」って、そんなに怖い言葉?
「自己責任」と聞くと、なんだか冷たい響きがあって、怖い言葉だと感じる人もいるかもしれません。でも、これは、実はとてもパワフルな考え方なんです。
金融の世界で、「自己責任」という言葉はよく聞かれます。例えば、あなたが株式投資をして、もし損失が出たとしましょう。その損失は、あなたが自分でリスクを判断して、その結果として発生したものです。だから、その損失は、基本的にはあなたが自分で引き受けるべき、というのが「自己責任原則」という考え方です。これは、投資家が自分でリスクを管理し、その結果を受け入れることで、より慎重な判断ができるようになる、という合理的な考え方に基づいています。
これは、金融の世界に限った話ではありません。私たちの日常生活でも、この「自己責任」という考え方は、非常に大切になってきます。
例えば、あなたが新しい趣味を始めようと思ったとしましょう。そのために、道具を揃えたり、教室に通ったり、色々とお金や時間をかけます。もし、その趣味が自分に合わなくて、途中でやめてしまったら? そのかかったお金や時間は、どうなるでしょう? それは、あなたが「やってみよう」と決断した結果なので、基本的には、あなたが引き受けるものです。
ここで、もし「あの教室の先生がちゃんと教えてくれなかったから」「情報が少なかったから」と、周りのせいにばかりしていたら、どうなるでしょうか? 次に何か新しいことを始めようと思ったときも、また同じように、何か失敗するたびに周りのせいにして、結局何も成し遂げられない、というループにはまってしまうかもしれません。
でも、もし、「今回の経験から、自分にはこういう情報が必要だったんだな」「先生に、もっと具体的に質問すればよかったんだな」と、自分の行動や判断を振り返ることができれば、次に活かせる学びが得られます。そして、その学びを活かして、次に挑戦するときは、もっとうまくいく可能性が高まるんです。
「自己責任」というのは、決して「全部一人で抱え込め」ということではありません。「自分の決断や行動の結果は、自分で引き受ける」という、ある意味、自分を尊重するための考え方なんです。自分の行動に責任を持つことで、初めて、その結果から学び、成長していくことができるようになります。
■「甘え」を断ち切る勇気
「甘え」というのは、厄介なものです。それは、私たちを心地よい状態に保ってくれる一方で、成長を妨げる最大の要因にもなり得ます。
例えば、学生時代に、テスト勉強をギリギリまでせずに、友達にノートを借りて一夜漬けで乗り切った経験はありませんか? その時は、「友達がノートを貸してくれたから助かった!」と思うかもしれません。でも、もし、あなたが「自分でしっかり復習しておけば、もっと理解が深まったのに」「友達に頼るのではなく、自分で計画的に勉強すれば、もっと良い点が取れたのに」と、自分の行動を振り返ることができたら、それは大きな成長のチャンスです。
「甘え」というのは、周りの誰かや、環境に依存してしまうことです。「誰かがやってくれるだろう」「誰かが助けてくれるだろう」という期待です。もちろん、助け合いは大切ですし、社会はそういう仕組みで成り立っています。でも、もし、その「誰か」に頼りきることを前提にしてしまうと、自分の力で何かを成し遂げる経験から遠ざかってしまいます。
考えてみてください。もし、あなたが、常に誰かの後をついて歩くだけだったら、新しい道を見つけることはできませんよね? 自分の足で、自分で進むべき道を見つけ出す勇気。それが、「甘え」を断ち切るということです。
これは、仕事でも同じです。指示されたことだけをこなすのではなく、「この業務を、もっと効率化できないか?」「この課題に対して、自分ならどうアプローチできるか?」と、主体的に考えて行動すること。そこに、あなたの存在価値が生まれます。
「甘え」を断ち切るというのは、決して孤独になることではありません。むしろ、自分の力でしっかりと立つことで、周りの人との関係性も、より対等で、健全なものになっていくのです。
■「主体性」という名の最強の武器
「主体性」。この言葉を聞くと、なんだかハードルが高いように感じるかもしれません。でも、これは、私たちが持っている「最強の武器」なんです。
主体性とは、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動すること。これは、誰かに言われたからやるのではなく、自分の中から湧き上がる「やりたい」「こうしたい」という気持ちに基づいた行動です。
例えば、あなたが、あるプロジェクトに関わっているとしましょう。もし、あなたが「このプロジェクトは、こういう方向性で進めるべきだ」というアイデアを持っていたら、どうしますか?
1. 「誰かが言ってくれるのを待つ」
2. 「自分のアイデアを、積極的に提案する」
どちらを選びますか? もちろん、1の選択肢も間違いではありません。でも、2を選ぶことで、あなたのアイデアが実現する可能性が生まれます。そして、たとえアイデアが採用されなくても、「自分の意見を言った」という経験は、必ずあなたの自信につながります。
主体性を持って行動することは、たとえ失敗したとしても、そこから必ず学びを得ることができます。「なぜうまくいかなかったのか?」「次はどうすればいいのか?」を、自分で考えるからです。この「自分で考える」というプロセスこそが、あなたの成長を加速させるのです。
そして、主体性を持って行動することは、周りの人にも良い影響を与えます。あなたの前向きな姿勢や、熱意は、周りの人を巻き込み、チーム全体のモチベーションを高めることにもつながります。
■「前向きな行動」が、未来を創り出す
「自分を主人公にする」という考え方は、結局のところ、「前向きな行動」に繋がっていきます。
「うまくいかない」という状況に直面したとき、私たちは、その原因を周りに探したり、過去の失敗にとらわれたりしがちです。でも、そこで立ち止まっていては、何も変わりません。
大切なのは、その状況を「どうすれば、より良い方向に変えられるか?」という視点に立つことです。そして、そのために「自分にできることは何か?」を考え、実際に行動に移すことです。
例えば、あなたが、現在の仕事に不満を感じているとしましょう。
「給料が安い」「やりがいがない」「人間関係がうまくいかない」……。
もし、あなたが、これらの不満をただ口にするだけで、何も行動を起こさなければ、状況は何も変わりません。
でも、もし、あなたが「この状況を改善するために、自分ができることは何だろう?」と考え、行動に移したらどうでしょう?
「スキルアップのために、資格の勉強を始める」
「上司に、キャリアパスについて相談してみる」
「部署異動の希望を出してみる」
「転職先を探してみる」
これらの行動は、どれも「前向きな行動」です。そして、これらの行動を起こすことで、たとえすぐに状況が好転しなかったとしても、あなたの内面は確実に変化していきます。
「自分には、状況を変える力がある」という自信。
「挑戦することで、新しい世界が開ける」という期待感。
これらの感情は、あなたをさらに前向きな行動へと駆り立て、そして、それがまた新しい結果を生み出していきます。まるで、良い循環が生まれるかのようです。
■「自己責任」という名の自由
「自己責任」という言葉には、自由という側面もあります。
なぜなら、自分の行動の結果は、自分で決めることができるからです。誰かに指示されたり、周りの意見に流されたりすることなく、自分の意志で、自分の人生をデザインしていくことができるのです。
例えば、あなたが、ある分野の専門家になりたいと思ったとしましょう。そのために、必要な知識やスキルを習得するために、日々、努力を重ねます。その結果、あなたは専門家として認められ、周りから頼られる存在になるかもしれません。その成功は、あなたが「専門家になりたい」という目標を設定し、そのために主体的に行動した結果です。
これは、公的な制度にも当てはまります。例えば、国家賠償法という法律があります。これは、国や地方公共団体が、その施設の管理に不備があったために、誰かが損害を被った場合に、国家が賠償責任を負う、というものです。例えば、道路の穴に車が落ちてパンクしてしまった、というような場合ですね。ここで、国家が責任を負うのは、その施設を管理する義務があるのに、それを怠った、という「過失」があるからです。これは、ある意味、公共施設を安全に管理するという「公務員」の責任であり、その不備によって生じた損害は、社会全体で負うべき、という考え方に基づいています。
また、行政罰というものもあります。これは、法律に違反した事業者などに対して、国などが科す罰金や業務停止命令のことです。ここでも、違反した本人が責任を負う「行為責任」がありますが、場合によっては、その事業者の代表者などが代わりに責任を負う「代位責任」という考え方もあります。
しかし、これらの公的な制度と、「自己責任」という個人の考え方は、少し異なります。公的な制度では、過失責任や、社会保険的な効果を考慮した「危険責任」といった考え方が用いられます。これは、社会全体でリスクを分担するという側面が強いです。
一方で、私たちが個人として「自己責任」を意識することは、より能動的で、自律的な生き方につながります。例えば、あなたが、ある商品を購入して、それが期待外れだったとします。もちろん、商品の説明に虚偽があったり、不良品だったりした場合は、販売者に責任を問うべきです。しかし、もし、あなたが「もっとしっかり調べてから買えばよかった」「衝動買いしてしまった」と、自分の判断を振り返ることができれば、次に同じような失敗を繰り返すことを避けられます。
この「自分の判断を振り返る」という行為は、まさに「主体性」の発揮です。そして、その主体的な判断と行動の結果を自分で受け入れることが、「自己責任」の真髄であり、それが「自由」へと繋がるのです。
■自分を主人公にするための、具体的なステップ
では、具体的に、どうすれば「自分を主人公にする」ことができるのでしょうか? いくつかのステップに分けて考えてみましょう。
1. ■現状を客観的に分析する■
まずは、今の状況を、感情を抜きにして、客観的に見てみましょう。「何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか?」「その原因は、本当に周りにあるのか?」「自分にできることは、何だろう?」と、自問自答してみます。
2. ■目標を設定する■
次に、自分がどうなりたいのか、どんな状態を目指したいのか、具体的な目標を設定します。「漠然と『幸せになりたい』」ではなく、「3年後に、〇〇のスキルを習得して、△△の仕事に就きたい」のように、明確な目標があると、行動しやすくなります。
3. ■計画を立て、行動する■
目標達成のために、具体的な計画を立てます。そして、その計画に沿って、実際に行動を起こします。最初の一歩は、どんなに小さなことでも構いません。
4. ■結果を振り返り、学びを得る■
行動した結果、うまくいったことも、うまくいかなかったこともあるでしょう。うまくいかなかったことに対して、「なぜそうなったのか?」を分析し、次に活かせる教訓を見つけます。うまくいったことは、その成功要因を分析し、さらに伸ばしていく方法を考えます。
5. ■周りの力を借りることを恐れない(ただし、依存しない)■
「自己責任」というと、一人で全てを抱え込むイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。困ったときや、助けが必要なときは、周りの人に相談したり、協力を求めたりすることも大切です。ただし、それはあくまで「自分で解決しようとした上で、それでも難しい場合に、一時的に助けてもらう」というスタンスであり、「誰かがやってくれるだろう」という依存とは異なります。
■未来は、あなたの手の中にある
「他責思考」や「甘え」を排除し、主体的に、前向きに行動すること。それは、決して簡単なことではありません。時には、壁にぶつかり、挫折しそうになることもあるでしょう。
でも、忘れないでください。あなたが、自分の人生の主人公なのです。あなたの行動一つ一つが、あなたの未来を形作っていきます。
「あの時、こうしていれば……」と後悔するよりも、「今、できることは何だろう?」と、未来に目を向けて、一歩を踏み出してみませんか? その一歩が、きっと、あなたの人生を、より豊かで、輝かしいものにしてくれるはずです。
さあ、あなたも、今日から、自分という名の物語の、最高の主人公になってみましょう!

