誰かのせいにしたくなる気持ち、すごくよくわかるよ。だって、世の中って理不尽なことばっかりじゃない? 努力しても報われなかったり、理不尽な出来事に巻き込まれたり。そんな時、「だって、俺は弱者だから」「あの人が悪いんだ」って思いたくなるのは、人間の自然な感情なのかもしれない。
でもね、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんだ。その「誰かのせい」にするっていう考え方、本当に自分を助けてくれるかな? むしろ、どんどん苦しくなっていくんじゃない? 今日は、そんな「他責思考」から抜け出して、もっと自分らしく、前向きに人生を歩んでいくためのヒントを、一緒に探っていこうと思うんだ。
■「弱者」という言葉に隠されたもの
最近、ネットなんかで「弱者男性」っていう言葉をよく聞くようになったよね。これは、経済的に不安定だったり、社会的な立場で不利な状況に置かれている男性のことを指すことが多いみたい。そして、そういった状況にある人たちの間で、「政治が悪い」「社会が悪い」「あの企業が悪い」といった「他責思考」が広がりやすい、なんていう話もよく耳にする。
確かに、社会には不公平な部分もたくさんある。経済格差は広がる一方だし、頑張ってもなかなか収入が上がらない、なんて現実もある。でもね、もし「全部誰かのせい」にしてしまったら、どうなるんだろう? 例えば、あなたは宝くじで1億円当たって、人生バラ色!ってなりたいとする。もし、宝くじの当選確率が低すぎるのは政府のせいだ!って思って、宝くじを買わなかったら、1億円は当たらないよね。当然だよね。
これは極端な例だけど、要は、自分がコントロールできないこと、つまり「他者」や「環境」のせいにしている限り、状況を変えるための具体的な行動を起こすことができないんだ。だって、原因が自分じゃなくて「外」にあるんだから、自分が変わる必要なんてない、って無意識のうちに思っちゃうんだ。
■「甘え」って、実はすごく危険なサイン?
「甘え」って聞くと、なんだかネガティブな響きがあるよね。でも、ここで言う「甘え」っていうのは、単に怠けているとか、ワガママとか、そういうことだけを指すんじゃない。もっと深いところで、「自分は誰かに助けてもらえるはずだ」「誰かが何とかしてくれるはずだ」っていう、無意識の期待感のことなんだ。
例えば、就職活動でうまくいかない時。「あの会社はブラックだから」「面接官が俺をちゃんと見てくれなかったから」って思ってしまう。もちろん、そういう要因もゼロではないかもしれない。でも、もし「俺にはもっとできることがあるはずだ」「もっと自分をアピールする方法があるはずだ」って考えたら、履歴書の書き方を変えたり、面接の練習を重ねたり、あるいは全く違う業界に挑戦してみたり、色々な行動が生まれてくるよね。
この「甘え」っていうのは、心の奥底で、自分自身が「このままの自分ではダメだ」って感じているサインでもあるんだ。だからこそ、無意識のうちに、外部に助けを求めたり、状況のせいにしたりして、現状維持をしようとする。これは、ある意味、自分を守ろうとする防衛反応なのかもしれない。
でも、その「甘え」に気づかず、ずっと「誰かのせい」にしていると、どうなるか。徐々に、自分で何かを成し遂げる力、困難を乗り越える力が衰えていってしまう。これは、まるで筋肉を使わないでいると衰えていくのと同じ。心も、使わなければ衰えてしまうんだ。
■「弱者」から「強者」への転換点:科学的な視点
ここで、ちょっと科学的な視点から考えてみよう。人の行動や心理には、脳の働きが大きく関わっているんだ。例えば、「認知の歪み」っていう言葉を聞いたことがあるかな? これは、物事をネガティブに、あるいは非合理的に捉えてしまう思考のクセのこと。
他責思考に陥りやすい人は、この「認知の歪み」が起こっている可能性が高い。例えば、「全か無か思考」といって、物事を白か黒かでしか捉えられない。「うまくいかなかったら、全てダメだ」とかね。あるいは、「心のフィルター」といって、良い面ばかりでなく、悪い面ばかりに目がいってしまう。
これらの認知の歪みは、脳の扁桃体という部分の活動と関連があると言われている。扁桃体は、危険を察知したり、恐怖や不安を感じたりする役割を担っているんだけど、この活動が過剰になると、ネガティブな情報に過剰に反応しやすくなるんだ。
じゃあ、どうすればいいのか? ここで鍵になるのが、「前向きな行動」なんだ。心理学の世界では、行動を変えることで、気分や思考も変わっていくことがわかっている。「行動活性化療法」なんていう治療法もあるくらい。
例えば、あなたが「自分はダメだ」って落ち込んでいるとする。そんな時、無理に「ポジティブになろう!」って思わなくても大丈夫。まずは、ほんの少しでいいから、何か「できた!」と思える行動をしてみるんだ。部屋の片付けをするとか、散歩に出かけるとか、友達にLINEを送るとか。どんな小さなことでもいい。
その小さな「できた!」っていう成功体験が、脳の報酬系を刺激して、ドーパミンという快感物質を分泌させる。これが繰り返されると、徐々に「自分はやればできる」っていう自己肯定感が高まっていくんだ。そして、ネガティブな認知の歪みが修正され、より現実的で合理的な考え方ができるようになっていく。
■「他責」から「自責」へ、ではなく「主体」へ
「他責」から「自責」へ、って聞くと、また自分を責めるのか…って思っちゃうかもしれない。でも、そうじゃないんだ。ここでの「主体」っていうのは、自分の人生の主人公は自分自身である、っていう意識のこと。
自分の人生を、誰かに委ねたり、誰かのせいにしたりするのではなく、自分で選択し、自分で行動し、自分で責任を取る。これは、すごくパワフルな考え方なんだ。
例えば、あなたが「給料が上がらない」という悩みを抱えているとする。
「他責」の思考:
「会社が給料を上げてくれない。社長がケチだからだ。俺の能力を正当に評価してくれないんだ。」
「自責」(ネガティブな意味での):
「俺の能力が足りないからだ。もっと勉強しないと。でも、どうせ無理だろうな…」
「主体」の思考:
「今の給料で満足はできない。では、どうすれば給料を上げられるだろうか? まずは、自分のスキルアップのために、どんな資格を取るのが有効か調べてみよう。あるいは、副業で収入源を増やすこともできるかもしれない。今の会社で昇給を目指すか、転職するか、それとも副業に力を入れるか。それぞれのメリット・デメリットを考えて、自分にとって最善の道を選ぼう。」
ほら、全然違うでしょ? 「主体」の思考になると、問題に対して、建設的で具体的な解決策が見えてくる。そして、その解決策を実行するために、自分から行動を起こせるようになるんだ。
■「弱者」でも「強者」でもない、唯一無二の「あなた」
「弱者」「強者」っていう言葉に囚われすぎなくていいんだ。なぜなら、私たちは誰しも、唯一無二の存在だから。
ある分野では、あなたは「弱者」かもしれない。でも、別の分野では「強者」になれる可能性を秘めている。あるいは、どちらでもない、ただの「あなた」として、自分らしく生きるのが一番幸せなのかもしれない。
大切なのは、「自分はこういう状況だから、何もできない」と決めつけるのではなく、「この状況で、自分に何ができるだろう?」って、常に問い続けること。
例えば、経済的に厳しい状況にあるとする。
「弱者」思考:
「お金がないから、何もできない。欲しいものも買えない。友達と遊びに行くこともできない。人生、もう終わりだ。」
「主体」思考:
「お金がないから、衝動買いはできない。でも、お金をかけなくても楽しめることはたくさんあるはずだ。図書館で本を借りて知識を深めたり、公園でピッチング練習をしたり、友達と家でゲームをしたり。それに、お金を貯めるために、節約術を学んだり、フリマアプリで不用品を売ったりすることもできる。将来のためにお金を稼ぐためのスキルを身につけるために、無料のオンライン講座を受けてみるのもいいかもしれない。」
ほら、ここでも、行動の選択肢が大きく広がる。
■具体的な数字で見る「行動」の力
「でも、そんなこと言っても、現実は厳しいよ」って思うかもしれない。確かに、現実には数字で表される厳しい側面もある。
例えば、ある調査によると、日本の非正規雇用者の平均年収は約200万円台と言われている。(※具体的な数字は調査によって変動する可能性があるため、ここでは一般的な範囲を示す)。これは、正規雇用者の平均年収と比較すると、格段に低い。
このような数字を見ると、「やっぱり社会が悪い」「どうせ自分には無理だ」って思いたくなる気持ちも、無理はない。
しかし、ここで冷静に考えてほしいのは、これらの数字はあくまで「平均」や「全体」の傾向を示しているに過ぎないということ。平均年収が低いからといって、全ての非正規雇用者の人生が不幸である、ということにはならない。
例えば、ある調査では、年収200万円台でも、賢く家計を管理し、副業などで収入を補い、自己投資を続けることで、着実に資産を形成し、充実した生活を送っている人もいる。彼らは、平均という「弱者」の枠にとらわれず、自らの行動で状況を改善しているんだ。
具体的に、ある家計簿アプリのデータ分析によると、年収200万円台の単身者が、毎月1万円でも固定費の見直し(例えば、格安SIMへの乗り換え、不要なサブスクリプションの解約など)を継続できれば、年間で12万円の節約になる。この12万円を、自己啓発本やスキルアップのためのオンライン講座に投資すれば、将来的な収入アップにつながる可能性も大いにある。
さらに、総務省の労働力調査を見ると、副業・兼業を行っている人の数は年々増加傾向にある。2022年時点では、副業・兼業をしている人の割合は全体の約4%程度だが、その数は増加の一途をたどっている。これは、多くの人が、平均という「枠」にとらわれず、自らの力で収入源を複数確保しようとしている証拠と言えるだろう。
もちろん、いきなり大きな成功を掴むことは難しいかもしれない。しかし、日々の小さな「行動」の積み重ねが、やがて大きな変化を生み出す。これは、科学的にも証明されているんだ。
心理学の「作業興奮」という言葉を覚えているかな? これは、何か作業を始めると、その作業自体が楽しくなって、やる気が出てくる現象のこと。つまり、最初の一歩を踏み出すことさえできれば、あとは自然と、もっとやりたい、もっと進みたい、という気持ちが湧いてくるんだ。
■「他責」という名の「甘え」は、あなたの成長を止める
「俺は環境のせいで、こんなことしかできないんだ」
「あの人のせいで、人生がうまくいかないんだ」
そう言っている間は、確かに楽かもしれない。誰かのせいにしていれば、自分を責める必要はないから。でも、それは同時に、あなたが成長する機会を、自ら手放していることでもあるんだ。
想像してみてほしい。あなたは、大きな目標を達成したい。そのために、日々努力を積み重ねている。でも、どうしても越えられない壁にぶつかってしまった。
ここで、「あー、もうダメだ。この壁が高すぎる。誰か助けてくれ!」って、誰かのせいにしたり、運命のせいにしたりするのか。
それとも、「よし、この壁をどうやって乗り越えようか? 誰かに相談してみようか? 別のルートを探してみようか? この壁を乗り越えるための新しいスキルを身につけようか?」って、自分で考え、行動するのか。
どちらの選択が、あなたを目標に近づけてくれるだろう? もちろん、後者だよね。
「他責」という名の「甘え」は、あなたを楽な方へ、楽な方へと導く。そして、気づいた時には、何もできなくなってしまう。これは、あなたが本来持っているはずの、無限の可能性を、自ら封じ込めてしまう行為なんだ。
■「行動」こそが、あなたを自由にする
「でも、自分には才能がないから」「運がないから」って思うかもしれない。でもね、才能とか運とか、そういうものに頼っているうちは、いつまで経っても、誰かのせいにし続けることになる。
本当にあなたを自由にしてくれるのは、「行動」なんだ。
例えば、あるYouTuberがいる。彼は、最初は全く無名の、ごく普通のサラリーマンだった。しかし、彼は「自分の好きなことを発信したい」という思いから、毎日欠かさず動画を投稿し続けた。最初は再生回数も伸びず、コメントもほとんど来なかった。それでも彼は、諦めずに、動画の編集スキルを磨き、企画を練り続けた。
その結果、彼のチャンネルは徐々に人気を集め、今では多くの人に支持される人気YouTuberとなった。彼は、才能があったから成功したわけではない。運が良かったから成功したわけでもない。ただひたすら、「行動」し続けたから、成功を掴むことができたんだ。
これは、特別な才能を持った人だけの話ではない。あなたにも、できることがある。
もし、あなたが今の生活に不満を感じているなら。
もし、もっと充実した人生を送りたいと思っているなら。
まずは、ほんの小さな一歩から始めてみよう。
例えば、
「今まで読んだことのないジャンルの本を1冊読んでみる」
「新しいスキルを学ぶために、無料のオンライン講座に登録してみる」
「気になっていたお店に、一人でランチに行ってみる」
「SNSで、ポジティブな発信をしている人をフォローしてみる」
これらの行動は、どれもリスクが少なく、すぐに始められることばかりだ。そして、その小さな行動が、あなたの世界を少しずつ広げてくれる。
■自分を信じる力:脳科学からのアプローチ
「でも、自分を信じるなんて、無理だよ」って思うかもしれない。でも、大丈夫。自分を信じる力は、後からいくらでも育てることができるんだ。
脳科学の分野では、「神経可塑性(しんけいかそせい)」という言葉がよく使われる。これは、脳は経験や学習によって、構造や機能が変化していく、という性質のこと。つまり、あなたが「自分はやればできる」という経験を積み重ねることで、脳は実際に「やればできる」状態に変化していくんだ。
例えば、あなたが「自分は運動が苦手だ」と思い込んでいるとする。しかし、毎日10分でも軽い運動を続けることで、体力がつき、運動への苦手意識が薄れていく。これは、脳が「運動しても大丈夫なんだ」「むしろ、運動すると気持ちがいいんだ」ということを学習した結果なんだ。
だから、まずは、小さな「できた!」を積み重ねていくことが大切。そして、その「できた!」を、心の中でしっかりと認識する。
「今日も、ちゃんと〇〇ができた。すごいな、私!」
「あの難しい課題を、ここまで進められた。私、頑張ってる!」
このように、自分自身を肯定的に評価する言葉を、意識的に使ってみよう。これが、自分を信じる力を育むための、最もシンプルで効果的な方法なんだ。
■未来への羅針盤:主体的な人生を歩むために
結局のところ、あなたの人生は、あなたが決めるものだ。誰かのせいにしたり、誰かに依存したりするのではなく、自分で舵を取って、自分で進んでいく。
それは、時に大変なこともあるだろう。壁にぶつかることもあるだろう。でも、その度に、あなたは強くなる。そして、あなただけの、かけがえのない人生を、謳歌できるようになる。
「弱者」というレッテルに縛られる必要はない。
「甘え」という名の檻に閉じこもる必要もない。
あなたには、無限の可能性がある。
その可能性を、最大限に引き出すのは、あなた自身の「行動」なんだ。
さあ、今日から、ほんの少しでいい。
あなたの人生の主人公として、一歩、踏み出してみよう。
その一歩が、あなたの未来を、大きく変えてくれるはずだから。
もし、今、あなたが少しでも「変わりたい」と思っているなら。
それは、素晴らしい兆候だよ。
その気持ちを大切に、一緒に、前へ進んでいこう。
あなたの、輝かしい未来を、心から応援しています。

